文字に対する謎のこだわり

中学生のころ書写の授業がありましたが、なぜかその頃文字にこだわりがあった私は課題を送れて提出してでもきれいな字で書こうとしていました。

先生からしたら早く提出してほしかったと思いますが、当時の書写担当の先生がとてもやさしい方で、私の主張を聞いて「それなら待ちましょう」と課題の提出を1日待ってくれたんです。

大人になった今ならわかります。その時の先生がどれだけ寛大な対応をしてくれたのか。

その先生は書写以外にも国語の古典の授業を担当していて、とても丁寧に教えてくれました。口調も優しく穏やかなので、多くの生徒に慕われていたと思います。

元々文系の授業は好きでしたが、その先生のおかげでさらに国語が好きになりました。

学校によっては、中学生になると古典だけでなく漢文の勉強も始まり、混乱する人が多かったと思います。同じ日本語なのに書き方も表現の仕方も異なって何が何やらと思いますよね。

それでもその先生の授業は毎回わかりやすかったのを覚えています。私にとってはまさに恩師です。

当時の文字に対するこだわりがなぜ強かったのか、自分でもわからないのですが、書写の授業をしっかり取り組んだおかげで今も字がきれいだと褒められることがあります。

あの頃書写をがんばってよかったです。そして先生には私のこだわりに付き合ってもらって感謝しかありません。

子供に付き合ってくれる大人の存在がいかに大きいか、今になるとよくわかります。今も先生が元気でいることを祈ります。

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